芸術家のレシピ

パウル・クレー「ゲルストット (Gerstotto)」

大麦のスープ『クレーの食卓』より

大麦のスープ『クレーの食卓』より

ゲルストット(Gerstotto) とはクレーの造語で「ゲルスト(Gerste)」はドイツ語で大麦だそうです。大麦のスープというかリゾットのようなものが、ゲルストット(Gerstotto) 。ちょっとイタリア語風にしたのでしょうか?写真は、『クレーの食卓』(林綾野、新藤信、日本パウルクレー協会)の1ページ。
  • クレーの食卓
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  • クレーの食卓
  • 著:新藤 信、林 綾野、日本パウル・クレー協会
  • 出版:講談社
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ダリ「ガラの晩餐」

「ザリガニのピラミッド盛り」ヴァイキングハーブ添え

「ザリガニのピラミッド盛り」ヴァイキングハーブ添え

1973年に刊行された、サルバドール・ダリの「ガラの晩餐」。卵、肉、魚、野菜、エスカルゴ、蛙、など材料別に12の章、136点の料理を収録した本格的な料理本。もちろん料理の写真やレシピだけでなくダリの絵やデッサンもふんだんに挿入されている。今回、ここに掲載した写真は、1976年5月号の芸術新潮に特集され掲載されたもの。

蛙のクルスタード

蛙のクルスタード

花キャベツのグラタン ロックフォール入り

花キャベツのグラタン ロックフォール入り

  • 芸術新潮 1976年5月号 ダリの料理
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  • 芸術新潮 1976年5月号 ダリの料理
  • 出版:新潮社
  • Les Diners de Gala
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  • Les Diners de Gala ガラの晩餐
  • 著:Salvador Dali サルバドール・ダリ
  • 出版:Felicie, Inc.(1973年刊)
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ロートレック「雛山鳩 オリーブ添え」

ロートレック「雛山鳩 オリーブ添え」

ロートレック「雛山鳩 オリーブ添え」

「あいつらは雛山鳩のオリーブ添えには値しないな。一生口にすることもなければ、その味とも無縁な輩だ。」ロートレックは気に入らない相手について、こう言うこともあったらしい。美食家で、料理の腕前も大変なものだったらしいロートレックのアイデアに溢れたメニュー。
  • ロートレックの料理法|トゥールーズ・ロートレック
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  • ロートレックの料理法
  • 著:トゥールーズ・ロートレック
  • 編:モーリス・ジョワイヤン
  • 出版:美術公論社
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武満徹「キャロティンの祭典」

キャロティンの祭典

武満徹「キャロティンの祭典」

美しく官能的な作品を多く残した作曲家、武満徹。彼が病床にてスケッチしたレシピノート。愛嬌のあるタイトルは美しい作品のタイトルを、美しいスケッチは美しい旋律を、そして、調理法や野菜の選び方について書かれている細やかな指示が、武満徹の繊細で美しい“タケミツトーン”とよばれたオーケストレーションを思わせる。
  • サイレント・ガーデン|武満徹
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  • サイレント・ガーデン
  • ー滞院報告・キャロティンの祭典ー
  • 著:武満徹
  • 出版:新潮社
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モネのニンニク・スープ

モネのニンニクスプ

モネのニンニク・スープ

たっぷりのクルトンとパセリ、卵ともちろんニンニクを使ったシンプルなスープ。

『睡蓮』の連作で知られる画家クロード・モネ。43歳(1883年)のときに、ノルマンディー地方のジヴェルニーに自宅を構え、86歳で亡くなるまでずっと自然に囲まれて暮らした。

「ジヴェルニーの庭園」で知られるその庭園はもちろん、料理にも熱を上げ、ハーブや野菜はもちろん、鶏を飼い産みたての卵を使って料理をし、また、庭の池で飼っていたカワカマスが大好物だったそう。朝早くから森に出てキノコを採り、自ら猟肉を捌き調理したという。

本に登場するレシピは、もちろん食材もフランス食材。フランスでは何気ないもののようだが、日本だとちょっと手に入りにくかったり(ウサギ肉など)、ちょっとした食材が日本ではちょっぴり高価だったりして、お手軽な料理がお手軽ではなくなる可能性あり。でも、このニンニク・スープはそんなことなさそうなので、今度作ってみます。うまく出来たらここに写真を載せます。

  • モネの食卓
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  • 「モネの食卓」
  • 著:クレア・ジョイス、ジャン・ベルナール・ノーダン
  • 監訳:吉野建
  • 出版:日本テレビ放送網株式会社
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