ピエール・ブーレーズ:レポン/2重の影の対話

ピエール・ブーレーズ

20世紀の「現代音楽」を代表する作曲家といえるピエール・ブーレーズ。オリビエ・メシアンやルネ・レイボヴィッツに学び、1947年から開催されたダルムシュタット夏季現代音楽講習会でシュトックハウゼン等と共にセリー音楽の旗手として注目を集め、その後、指揮者としてもBBC交響楽団をはじめ世界のオーケストラを率いるなど確固たる地位を築く。また、1970年よりフランス国立音響音楽研究所(IRCAM)を組織し、世界最高のコンピュータ音楽の研究機関と、世界屈指の室内オーケストラ、アンサンブル・アンテルコンタンポランを率いるなど、まさに「ミスター現代音楽」!

この「レポン」(1981-1984)は、6人のソリスト、室内オーケストラとライヴ・エレクトロニクスのための作品。ブーレーズが得た最高の環境と最高の作曲技術の集大成のような作品。

クラリネットと録音されたクラリネットのための「2重の影の対話」は、騎馬オペラ「ジンガロ」でも使われた作品で、クラリネットの超絶技巧がスピード感溢れるスペクタルな作品。

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