ルイジ・ノーノ : プロメテオ-聴く悲劇

ルイジ・ノーノ

1950年代、ブーレーズ、シュトックハウゼンと共に、前衛三羽烏といわれたルイジ・ノーノ (1924-1990)。60年代以降、多くの作曲家が徐々にそれぞれのスタイルでポストモダンに変化して行く中、生涯を通じて音そのものにフォーカスしたストイックな作品を作曲し続けた。

この晩年の代表作のオペラ「プロメテオ-聴く悲劇」は2郡のオーケストラとエレクトロニクスを従う大掛かりな作品である。作曲当初の計画では、通常のオペラのごとく舞台も役者も存在していたようであるが、音そのものにフォカスするストイックな作曲態度からか、最終的にオペラであるが舞台も役者もいない作品となった。生涯を通して音に対する態度を変えず前衛を貫き、音そのものを内向的に追求した作曲家、ルイジ・ノーノの集大成。

『プロメテオ-聴く悲劇』 (1984/85)

ペーター・ヒルシュ(第1指揮)
クヮメ・リャン(第2指揮)
アンサンブル・ルシェルシュ
フライブルク・ゾリステン合唱団
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団ソリスト・アンサンブル
SWRバーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団ソリスト・アンサンブル
SWRフライブルク・ハインリヒ・シュトローベル実験スタジオ

録音:2003年5月16~18日、フライブルク・コンツェルトハウス

SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲

Disc 1 Prometeo - Tragedia dell'ascolto
Disc 2 Prometeo - Tragedia dell'ascolto

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