常に新しい音楽を作り続けた、20世紀の最も偉大な作曲家の一人、ジョルジュ・リゲティ(1923-2006)。細かく微生物のように運動する各パートが、複雑に絡み合いながら繊細な移りゆく音の群れを形成し、時に圧倒的なエネルギーを作り出すミクロポリフォニーとよばれる技法によって作曲された代表曲、オーケストラのための「アトモスフェール」(1961)「ロンターノ」(1967)。そして、同じ技法を声によって実現した「レクイエム」(1965)「ルクス・エテルナ」(1966)。コンロン・ナンカロウの自動ピアノの作品から着想を得たであろう、複雑であるが躍動感のある「ピアノ協奏曲」(1985-1988)。リゲティの代表曲を全て収録したBOXセットです。

スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」や「シャイニング」などに音楽が使用されたことでも有名。

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