トリスタン・ツァラ、アンドレ・ブルトン、エリック・サティ、フランシス・ピカビアといった面々によって1920年5月26日に開催された「Festival Dada」。その3年後に開催されたイベント「Soirée du Coeur à Barbe (髭の生えた心臓)」。マルセル・デュシャン「Musical Erratum (音楽的誤植) 」、エリック・サティ、イーゴリ・ストラヴィンスキー、ジョルジュ・オーリック、ダリウス・ミヨー、フランシス・ピカビア等々、パリのダダフェスティヴァルを彩った音楽作品を収録。

ところで、音楽的にDADAの定義というのは無いと思うけど、音楽会の正当からは外れ既成概念を壊して新しい音楽の発見し続けたエリック・サティはやっぱりダダイスト。そして、サティよりは正当であるが「春の祭典」をはじめ、同じく既成概念を壊して新しい音楽を切り開いたストラヴィンスキーが、こうしてDADAと通じているのもうなずける。

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