プルーストの食卓 『失われた時を求めて』の味わい

アンヌ・ボレルアラン・サンドランス柴田 都志子

マドレーヌを口にふくんだのをきっかけによみがえった記憶から生まれたプルーストの大作『失われた時を求めて』。本書は、フランスの偉大な作家で、言葉のみならず、味覚の魔術師でもあったマルセル・プルーストの、食の官能の世界を再現しようとするものである。原作からのふんだんな引用と、巻末に配した『失われた時を求めて』に登場する数多くの料理のレシピ、そして原作のイメージを視覚化した写真とによって、壮大な小説世界は、興味深い読物に変貌した。(「BOOK」データベースより)

【目次】
幼年時代の味
バラ色のドレスの婦人
軍隊の楽園
ヴェルデュラン夫人邸の水曜日
上流社会

見出された料理
レシピ

大型本 : 191ページ
出版社 : JICC出版局 (1993年5月)