音楽劇 赤い繭

諸井誠安部公房

家を求めてさまよううちに、カイコが繭を作るように自分の体がほぐれて家になってしまう……安部公房のシュールな小説「赤い繭」のラジオドラマ版。NHKで1960年に放送された。音楽は日本の電子音楽のパイオニア諸井誠で、単なるドラマの効果音にとどまらない初期の電子音楽が全編を覆っている。草月アートセンターで「赤い繭」の舞台版が上演された際に、賛助作品として上演された、秋山邦晴による声と音楽の実験的作品「秘法19」のテープパートもカップリング。声を素材にしながらも変形されまくったヤバい音は衝撃的。限定500部。

【収録曲】
track 1:安部公房 原作 / 諸井誠 音楽 「赤い繭」 (1960年作曲) / 25'56"
track 2-6:秋山邦晴「秘法19 」テープパート抜粋 (1960年作曲) / 15'21"

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