カールハインツ・シュトックハウゼン:ヘリコプター弦楽四重奏曲

カールハインツ・シュトックハウゼンアルディッティ弦楽四重奏団Frank Scheffer

弦楽四重奏が4台のヘリコプターに乗り込みその中で演奏すると言う作品。全ての上演に7日間必要な長大なオペラ『光』の中の「水曜日」の第3場面の曲として作曲された。

アルディッティ弦楽四重奏団から作曲の委嘱を受けていたシュトックハウゼンだが、「弦楽四重奏」と言う古典的な編成に対する作曲の意欲が無く拒み続けていた。しかし、ある日見た“ヘリコプターに弦楽四重奏が乗って旋回しながら演奏する”と言う奇妙な夢に触発され作曲(1993)することとなり、それぞれのヘリコプターに一人ずつ奏者が乗り込み、ヘリコプターの中で演奏する。ヘリコプターは会陰そう会場の周りを旋回し、会場に各々の奏者が演奏した音と映像をコンサートホールに中継すると言う作品となった。

編成は、弦楽四重奏、4機のヘリコプターと4人のパイロット、4人の音響技師、その他中継機器等の指示がなされている。



【出演】
カールハインツ・シュトックハウゼン
アルディッティ弦楽四重奏団

【監督】
Frank Scheffer

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