ところで、きょう指揮したのは? 秋山和慶回想録

秋山和慶冨沢佐一

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これまで何度、秋山和慶氏の指揮でオーケストラを聴いただろうか?
特に国内で現代音楽の重要なフェスティバルや初演などに足を運ぶと秋山和慶氏の指揮ということが本当に多い。座席に座りプログラムを眺めながら「今日もいつもの白髪の紳士の指揮者だ」と、何度も聴いてきた中での安心感と信頼感とともに思いながらも、ホールを後にするときには、この本の題名の通り「ところで、きょう指揮したのは? 」と、時々思ってしまう。

「斎藤先生からも『音楽を利用して自分の名声を高めようとしてはならない』と強く戒められていました。指揮者はめだたず、ひたすらよい音楽を求めるべきだというのが私の信念です。」──秋山和慶(本文より)

その言葉に偽りはなく、派手な風貌や言動、パフォーマンスに頼ることなく、紳士な風貌で、流麗な指揮棒とそこから引き出される音。

この本には、師・斎藤秀雄、盟友・小澤征爾、弟子たちとの交流、東京交響楽団を中心にした日本の交響楽団との歩み、そして海外へ。メニューイン、アイザック・スターン、ストコフスキー、グレン・グールドら巨匠の思い出、内外のオーケストラとの演奏活動、趣味の鉄道のことなど……秋山和慶氏のこれまで50年の指揮活動のエピソードが書かれています。
また、オーケストラという組織のために、ときに厳しい言葉やエピソードもあり、音楽だけでなく組織の運営という指揮者のもう一つの重要な仕事についても印象深い話がありました。

秋山氏の口述的な回想の後に、冨沢氏が当時の記録や関係者への取材を記載している構成は、より深く理解できてまた本の面白さを増幅しています。

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