現代音楽入門

新しい響きの探求と挑戦

現代音楽とは?

20世紀のはじめに始まり1960年代後半に最盛期を迎えた、新しい響きの探求と挑戦を続けた音楽。そのために前衛的で難解な響きの作品も多く、一般的には敬遠されがちだが、その探求と挑戦は新しい響きとその可能性をきりひらき今日の音楽に影響を与えた。

60年代後半位からは、ロックやポップミュージックの繁栄、そして現在に至るコンピュータの発展等により、音楽制作の方法や可能性も多様化し、新しい響の探求と挑戦は現代音楽に限らなくなった。そして、反比例するように現代音楽と言われる音楽は徐々に力を失ってしまったかに見えるが、今尚、その探求と挑戦を続けられている。

現代音楽のはじまり

16世紀ごろから何世紀ものあいだ脈々と続いてきた機能和声(調性)は、特に19世紀になってから、ロマン派の作曲家たちにより、それまでにはなかった様々な転調や和音の拡張が繰り返され19世紀後半にはその限界に達しつつあった。フランスでは、クロード・ドビュッシー(1862ー1918)が『牧神の午後への前奏曲』(1984)にて、旋法(モード)に基づき、そして音色を意識した機能和声からは離れた作曲をはじめている。

後に現代音楽の始祖のような存在となる、アルノルト・シェーンベルク(1874ー1951)も、19世紀後半の初期作品では、『浄夜』(1899)のような、叙情的かつ官能的な美しい作品を作曲していたが、その限界を越えようと、調性システムを放棄した作品を作り始める。そして『弦楽四重奏曲第二番』(作品10/1908)の第四楽章においてはじめて「無調」と言われる、調性を放棄した作品を作曲する。

(ただいま執筆中)

アルノルト・シェーンベルク『浄夜』(1899)、アルバン・ベルク『叙情組曲』
アルノルト・シェーンベルク『浄夜』(弦楽合奏版)
アルバン・ベルク『叙情組曲』『ヴァイオリン協奏曲』