アンリ カルティエ=ブレッソン 「こころの眼」

Brie, France, 1968 © Henri Cartier-Bresson/Magnum Photos「私にとってカメラは、スケッチブックであり、直観と自発性の操る道具であり、そして視覚的な意味において、質問を投げかけると同時に決定をくだす、瞬間の支配者である。」このように語った写真界の巨匠アンリ カルティエ=ブレッソンは、写真という表現形式の歴史において、ジャンル・質ともにまったく独自の地位を占め、人々の記憶に残る作品の多さという点でも、同時代の写真家の中で突出しています。本展覧会では、数々の作品のなかから、選りすぐりの代表作54点をご紹介いたします。写真をルポルタージュ技術からひとつの芸術へと高め、伝統、論理、そして王道といった言葉で表されるような哲学にのっとったブレッソンの写真美学が集約されています。

会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
会期:2013年1月18日~2013年2月10日
時間:12時~20時
休館:無休